toby_Nakamichi’s blog

tobyのNakamichiに纏わる話題を綴るブログ

Nakamichi TA-20修理完了


 
TA-20ですが、FM受信時のハムノイズが高い状態でした。
 
調べていくと
受信シグナルインジケータ調整ボリュームを絞るとノイズがぴたっと止まることがわかりました。
受信機能そのものには問題ないようです。
 
もう少し追っていくと、
 
調整ボリュームを開ける
   ↓ 
受信レベル表示ドライバIC(LB1413)の入力とFM受信IC(LA1235)の受信シグナルインジケータ出力間の結合度が上がる
   ↓
受信レベル表示ドライバICからのノイズが回り込む
   ↓
FM受信ICの検波出力にノイズが乗る
 
では、受信レベル表示ドライバICの電源はなぜノイズ(ハム)が高いのか
 
表示ドライバICに供給する電源部の電解コンデンサ劣化によるリップルが大きいためでした。
 
それを踏まえて、電源基板の電解コンデンサを全交換し、テストしたところ受信インジケータ調整ボリュームを適正位置にしてもノイズが高くならず修理完了です。
 
サービスマニュアルに従って、全項目を調整し、いつもの視聴用テストCDとローカルFM/AM局を試聴。
TA-30に比べて、入力信号数が少ない、出力が低いという仕様の違いがありますが、音の傾向は全く同じですね。
 

 
続けてもう一台のTA-20も全項目調整し、TA-20は2台とも完成となりました。
TA-30の研究材料として入手したTA-20の2台、今後どうしようか思案中。。。