このTA-30も、製造から20年以上たってますから、経年劣化が進んでいますのでリフレッシュすることにしました。
このアンプの暖かみがあるけれども、それでいてキレのある音が気にっているので、継続させたいと。
作業としては、
・半田の補修
・コンデンサの交換
・出力リレーの交換
・内部クリーニング
メイン基板の電解コンデンサは全交換ですが、大物である±53Vのブロックコンの交換を最後に実施しました。
何といってもメインアンプの電源用ですし、電解液モレとトップの膨張がありましたから必須です。
これはサイズ的に制約(直径30mm、高さ40mm)があるので、耐圧63V、容量10000μFを探すのに苦労しました。
秋葉原では探せず最終的にはオクで探しました。サイズは一回り小さく、メーカーは同じELNAでそれもオーディオ用でした。
メイン基板のクリーニングは、綿棒を大量に使って、フラックスを除去しつつ、半田ワレなどをチェック。
最終段の放熱器についているトランジスタの足は特にフラックスが多いだけでなく、半田が多すぎで若干イモ半田だったので、一度半田を取り除いて、適量の半田しました。
あと前から気になっていた点も作業したのですが、それはまた機会をみて紹介します。
最後に試聴した感想ですが、明らかにダイナミックレンジが広がり、ピアニシモでノイズが減り
リフレッシュ前よりさらに好きな音色になりました。